2013-01-27

ArndaleBoardを買った

TIのOMAP5を使ったボードがほしかった (BeagleBoardPandaBoardも当然購入した) んだけど、OMAP5自体が出てこない今、サムスンのExynos 5 (IPはCortex-A15) を使ったボード、Arndale Boardがリリースされてたので買った。


オーダー自体はhowchip.comで行うんだけど、ここのサイト、さすが韓国って感じでInternet Explorer以外は警告がでるという造り。ARMの組み込みボード買うやつがIEでアクセスするかよって思うんだけどさすがだよね。ちなみに支払いはpaypal経由。オーダーしたのは12月上旬だったんだけど発送は1月の中旬 (FedEx経由)。だいたい一か月程度かかった。(発送元も韓国)

昔だったらARMの最新のIPを使ったのを先に出してくるのがTIって感じだったのに、現在の半導体製造の能力を示すかのようにCortex-A15を使ったチップはサムスンが最初のリリースになってた。実際これは第一世代でNexus 10とかにも使われてる電源食いまくりのCortex-A15のデュアルなんだけど、Exynos 5の第二世代になればbig.LITTLEなCortex-A15とCortex-A7のハイブリッドなコアが出てくる。第二世代になったらまた買わないといけないよね。でもそのころには、Cortex-A57とか出てるヨカーン。Cortex-A57は、Aarch64とAES/SHA-2のハードウェア実装があるからこっちのほうが楽しそうだね。

Cortex-A15といえばバッテリバカ食いしそうなアーキテクチャなんだけど、ARMv7-RやARMv7-Mとかで使えたSDIVがついに使えるってのが最適化屋としては美味しい。

まずは、cpuinfo。
/proc/cpuinfo                                                                   
shell@android:/ $ cat /proc/cpuinfo                                             
Processor       : ARMv7 Processor rev 4 (v7l)                                   
processor       : 0                                                             
BogoMIPS        : 2795.11                                                       
                                                                                
Features        : swp half thumb fastmult vfp edsp neon vfpv3 tls vfpv4 idiva idivt 
CPU implementer : 0x41                                                          
CPU architecture: 7                                                             
CPU variant     : 0x0                                                           
CPU part        : 0xc0f                                                         
CPU revision    : 4                                                             
                                                                                
Hardware        : ARNDALE                                                       
Revision        : 0000                                                          
Serial          : 0000000000000000
Featuresに idivaとidivtが入ってるってことはSDIVがサポートされてるってこと。

LinaroUbnutu portとかもあるんでいろいろ試せるんで楽しみ。

以下注意点。

  • デカい。BeagleBoard比で言えば6倍
  • HDMIはminiコネクタ。そのために変換アダプタ買うハメに
  • 内蔵のeMMC (4GB) にデフォルトでAndroid入れてあるので、MicroSDカードに入れることなく試せる
  • DISPスイッチの詳細は一切マニュアルに書いてないっていう適当さ。Forumではエンジニアに聞くよ的な言葉で終わってた。

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